厚労省、医師の負担軽減策実施へ 患者説明など業務移管 

 厚生労働省の有識者検討会は16日、医師の負担軽減に向け、患者への説明など一部の業務を他の職種に任せるタスク・シフティング(業務移管)の推進を柱とした緊急対策をまとめた。同省は月内にも、この対策を医師会や病院団体に通知し、医療現場での実施を求めたいとしている。

 医師の働き方改革に関しては、今後、労働時間の上限規制などが議論の対象となるが、医師の健康やワーク・ライフ・バランス確保のため、業務移管を先行させる格好だ。

 緊急対策は、移管される業務として(1)薬の説明や服薬指導(2)入院や検査手順の説明(3)診断書などの代行入力―などを挙げた。


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