不妊手術千件で記念冊子発行 旧優生保護法下で北海道 

「優生手術(強制)千件突破を顧りみて」と題された資料

 旧優生保護法(1948~96年)の下で精神疾患などを理由に不妊手術が繰り返されていた問題で、北海道が56年、手術が千件を超えたことを記念する冊子を発行していたことが16日、分かった。公文書として保管していた京都府立京都学・歴彩館への取材で明らかになった。

 冊子は「優生手術(強制)千件突破を顧みて」と題した16ページで、「国民の素質の向上を図ることは如何なる時代においても必要なことである」と不妊手術を評価している。道は複製を入手し、個人情報に配慮した上で公開することを検討している。


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