英戦略研、中国の兵器近代化懸念 軍事報告書2018年版 

 【ロンドン共同】英国の有力シンクタンク、国際戦略研究所(IISS、ロンドン)は14日、世界の軍事情勢に関する報告書「ミリタリー・バランス」の2018年版を発表した。北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射とともに、中国の顕著な兵器近代化を「拡大する懸念」と位置付けた。

 報告書は、中国による次世代ステルス戦闘機「殲20」の前線部隊への配備により、米国は実戦用のステルス戦闘機を独占的に保有してきた立場を失うことになると指摘。中国の新型空対空ミサイル「PL―15」も今年中にも配備される可能性があると予測した。


  • LINEで送る