主回転翼の交換部品は中古 佐賀のヘリ墜落、強度などが焦点 

陸上自衛隊のAH64D戦闘ヘリの墜落現場から回収されたメインローターヘッド=8日、佐賀県神埼市

 陸上自衛隊は14日、佐賀県神埼市の住宅に墜落したAH64D戦闘ヘリコプターに関し、事故前に交換したメインローター(主回転翼)の主要部品「メインローターヘッド」が新品ではなく、中古品だったと訂正した。山崎幸二陸上幕僚長は8日の定例記者会見で「新品だと報告を受けている」と説明していた。

 メインローターヘッドは主回転翼の羽根4枚と機体の回転軸をつなぐ部品。上空で破損したとみられ、4枚のうち2枚はヘッドの一部と接合した状態で墜落現場から300~500メートル離れた場所で見つかった。部品自体の強度や整備状況が原因解明の焦点となる。

 ヘリは5日、試験飛行中に墜落。


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