中国、前重慶市トップを起訴 収賄罪で孫政才氏 

孫政才氏

 【北京共同】中国の最高人民検察院(最高検)は13日、天津市の検察当局が重慶市トップだった孫政才・前同市共産党委員会書記を収賄罪でこのほど起訴したと発表した。孫氏は職権を利用して他人の便宜を図ったり、自身も巨額の金品を受け取ったりしていた。

 昨年10月の共産党大会を経て2期目に入った習近平指導部は、3月開催の全国人民代表大会(全人代)を前に、汚職摘発の手を緩めない姿勢を改めて示した。最高検は「弁護人からも意見を聴いた」として「法治」を強調した。

 発表によると、孫氏は北京市順義区の党委員会書記だった2002年以降、政治局員など歴任の間、汚職を続けていた。


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