金正恩氏、南北関係改善を指示 韓国の五輪対応に謝意 

12日、韓国から帰還した北朝鮮の金与正朝鮮労働党第1副部長(右から2人目)ら高官代表団と記念写真に納まる金正恩党委員長(中央)。労働新聞が13日掲載した(コリアメディア提供・共同)

 【北京共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は12日、平昌冬季五輪を機に韓国を訪問した最高人民会議の金永南常任委員長や妹の金与正党第1副部長ら高官代表団から、文在寅大統領との会談や米国の動向について詳細な報告を受けた。正恩氏は韓国側の対応に謝意を示し、今後の南北関係改善の方向を具体的に提示した。朝鮮中央通信が13日伝えた。

 1月1日の「新年の辞」で示した南北関係改善への意志を強調し、韓国側の呼応を促した形。与正氏を通じて文氏に提案した首脳会談実現への意欲の表明とみられる。


  • LINEで送る