男性通報を県に伝えず、福井県警 大雪車中で死亡 

 福井県坂井市の国道364号で、雪に埋もれた車の中で死亡した富山県の男性会社員(19)が「身動きが取れない」と110番していたのに、除雪作業を指揮していた福井県に県警がその情報を伝えていなかったことが10日、分かった。

 県警によると、男性は7日午前9時20分ごろ「車が雪に乗り上げて動けない」と110番した。現場近くでは当時、同様の通報が複数あり、既に県の土木事務所に連絡していたため、男性の情報は伝えなかったという。

 男性の車は同日午後6時40分ごろに発見されたが、一酸化炭素(CO)中毒で死亡していた。


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