ヘリ墜落、被害家族へ謝罪 防衛相、周辺自治体にも 

佐賀県神埼市の松本茂幸市長(手前)らと握手し、市役所から引き揚げる小野寺防衛相(右)=10日午後

 小野寺五典防衛相は10日午後、陸上自衛隊ヘリコプターが佐賀県神埼市に墜落した事故で軽傷を負った小学5年の女児(11)を含め、墜落で炎上した住宅に住む家族全員に謝罪したと明らかにした。非公開で行われた面会の後、小野寺氏は佐賀市で記者団に「やりとりの詳細は差し控える。ご家族の一員にけがを負わせたことを謝罪した」と述べた。

 これに先立ち小野寺氏は、ヘリが所属する陸自目達原駐屯地のある吉野ケ里町の多良正裕町長、上峰町の武広勇平町長に相次いで面会。それぞれ「防衛省・自衛隊として大変申し訳ない。二度とこのような事故がないよう再発防止に万全を期す」などと陳謝した。


  • LINEで送る