えひめ丸事故、ハワイでも追悼式 発生時刻に約100人が黙とう 

えひめ丸事故の追悼式典であいさつする愛媛県宇和島市の岡原文彰市長=9日、米ホノルル(共同)

 【ホノルル共同】米ハワイ沖で愛媛県立宇和島水産高の実習船「えひめ丸」が米原潜に衝突され、9人が死亡した事故から17年の9日(日本時間10日)、現場海域に近いホノルルの慰霊碑でも追悼式が開かれ、遺族や関係者ら約100人が事故発生時刻に合わせて黙とうをささげた。

 事故では実習生4人や教員、船員が犠牲になった。1人だけ遺体が見つかっていない実習生水口峻志さん=当時(17)=の父龍吉さん(65)は「私にとってハワイの慰霊祭は欠かすことのできない行事。この先どれだけ来ることができるか分からないが、出席し続けたい」と話し、式典を続けるハワイの人々への感謝を口にした。


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