英離脱担当相がEU批判 移行期間巡り無理難題 

 【ロンドン共同】英国の欧州連合(EU)離脱直後の移行期間などを巡り6~9日に行われた英EUの協議について、英国のデービスEU離脱担当相は9日、無理難題を突き付けて協議を有利に進めようとしているとEUの姿勢を批判した。

 EUは、移行期間中に英国がEUの法令に違反した場合、欧州単一市場へのアクセス制限を可能にするなどの案を英側に提示している。

 デービス氏は談話を発表し、EUは英国に厳しい条件を示しながら「自国の利益を守るための防衛策を求めた英国の訴えは却下した」と非難。EUの主張は道理に合わないとし、要求をそのまま受け入れることは「不可能」と述べた。


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