大阪地下鉄、新会社社長に河井氏 4月に民営化、パナ顧問から 

 大阪市の吉村洋文市長は9日の記者会見で、4月に民営化する市営地下鉄の運営会社「大阪市高速電気軌道」の社長にパナソニック顧問の河井英明氏(63)を起用すると発表した。同席した河井氏は「民営化のメリットを出せるように粉骨砕身、全力を尽くしたい」と抱負を述べた。

 吉村市長は「公から民への意識改革、経済成長の拠点インフラとしての成長、利用者サービスの向上。この三つを新社長や経営陣にお願いしたい」と話した。河井氏は山口県出身。明治大卒業後、1977年に松下電器産業(現パナソニック)に入社し、代表取締役専務などを歴任した。


  • LINEで送る