台湾地震、死者12人に 「72時間」経過、捜索続く 

地震により損壊し、大きく傾いた「雲門翠堤大楼」=9日、台湾・花蓮市(共同)

 【花蓮共同】台湾東部花蓮県を襲った地震で、台湾当局は9日、死者が2人増えて12人になったと発表した。震源地に近い同県花蓮市では、損壊して大きく傾いた複合ビル「雲門翠堤大楼」に閉じ込められているとみられる人たちの捜索活動が続いた。

 9日深夜には被災者の救命率が著しく下がる「発生後72時間」となり、救助は時間との闘いになっている。負傷者は270人超で、ほか5人と連絡が取れていない。

 台湾当局によると9日午後、複合ビル内のホテルに泊まっていたカナダ籍の夫婦をがれきの中から発見したが、死亡が確認された。


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