鹿児島沖地下マグマだまり成長か 溶岩ドーム、次の噴火に向け 

 神戸大海洋底探査センターは9日、鹿児島県・薩摩半島沖の海底火山「鬼界カルデラ」にある溶岩ドーム地下のマグマだまりが、次の噴火に向け、成長している可能性があることが分かったと明らかにした。ドームは、鬼界カルデラで約7300年前にあった超巨大噴火の後に発生した噴火で新たに誕生し、現在もマグマだまりが膨張している恐れもあるという。

 センターによると、溶岩ドームは直径約10キロ、高さ約600メートル。体積は32立方キロメートルを超え、単独の溶岩ドームとしては世界最大規模とみられる。


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