規制委、情報公開の原則から逸脱 開示文書を2年半HP載せず 

 原子力規制委員会が、市民らから情報公開請求を受け、開示した行政文書は原則としてホームページ(HP)に掲載すると自ら制度化しながら、2015年9月以降の約2年半、全ての開示文書の掲載を怠っていたことが8日、分かった。未掲載の大半は、規制委の前身組織で、東京電力福島第1原発事故後、情報公開が不十分だったと批判された経済産業省・原子力安全・保安院や原子力安全委員会(いずれも当時)の文書で、100件を超える。規制委は同日、一部の掲載を始めた。

 規制委は未掲載の理由について「著作権上の検討やサーバーの容量不足で手続きを止めていた」と説明している。


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