コウノトリ3年連続産卵か、徳島 鳴門、昨年は3羽が巣立ち 

 徳島県や同県鳴門市などでつくるコウノトリ定着推進連絡協議会は8日、鳴門市で国の特別天然記念物コウノトリが産卵したとみられると明らかにした。同一のペアによる産卵は3年連続で、巣は同じ電柱の上。昨年はヒナ3羽が誕生し、巣立った。

 協議会はペアが巣に伏せる時間などを調査。調査データを確認した兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)と協議し、6日までに最初の卵を産んだ可能性が高いと判断した。今後、数個産む可能性があり、早ければ3月中にふ化するとみられる。

 徳島県によると、昨年は、1971年に国内で野生種が絶滅して以降、近畿北部以外で初めて野外繁殖に成功した。


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