「濃くない顔、芝居向き」 高橋一生が自身の顔を評価 

「ルーヴル美術館展」の記者発表会に登場した高橋一生=8日、東京都内

 俳優の高橋一生が、東京、大阪で開かれる「ルーヴル美術館展」のオフィシャルサポーターに就任し、東京都内での記者発表会に出席した。

 古代から19世紀に至るまで、さまざまな「顔」を描いた絵画や彫刻に焦点を当てた企画展。高橋は「芝居を仕事にしているので、顔の表現にとても興味がある。先人の美術に触れて勉強したい」と意気込んだ。

 自身の顔で「イケていると思うところは?」との質問には「難しい…」と苦笑しつつ「あまり濃くないところ」と回答。「顔は印象に残らない方が、芝居はしやすい」と、俳優ならではの視点から“塩顔”のメリットを語った。

 音声ガイドも担当するが「周囲から『眠くなる声』と言われる。子役さんに『元気よく』と指導されたこともあって…」と不安げ。「見ている人が作品に集中できるように、はきはきとしゃべりたい」と話し、イベント中に“予行演習”に挑んだが、初めから言葉に詰まってしまう。自己採点を聞かれ「2点ですね…」と肩を落とした。

 普段から時々、美術館に足を運ぶという。「小説や台本など、文章を読むことが多いので、たまにビジュアルの芸術に触れたくなる」と話した。

 東京の国立新美術館で5月30日から9月3日まで。大阪市立美術館では9月22日から2019年1月14日まで。


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