2018年2月8日 12:23 | 無料公開
富士フイルムは8日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った再生医療分野で武田薬品工業と提携し、共同研究を行うと発表した。iPS細胞から作った心筋細胞を使い、重度の心筋梗塞などを治療するための製品開発を目指す。 富士フイルムの米子会社である「セルラー・ダイナミクス・インターナショナル」はiPS細胞から心筋細胞などを作製する技術を持っており、再生医療製品の開発を進めている。心疾患治療への期待が高いため、医薬品の臨床試験に強い武田薬品と協力して事業化を進めることにした。武田薬品は富士フイルムに対して契約に伴う一時金を支払うが、金額は非公表としている。