台湾地震の死者9人、東部の花蓮 救出が難航、余震や降雨も 

 【花蓮共同】台湾東部花蓮県を襲ったマグニチュード(M)6・4の地震で、震源地に近い同県花蓮市では7日から8日にかけ、損壊したビルに閉じ込められた住民らの救出活動が徹夜で続けられた。8日午前に2遺体が見つかり、死者は9人に増えた。雨が降り、余震が続く中、救助作業は難航している。

 台湾当局によると、8日午前時点で負傷者は260人超、連絡が取れていない人は62人。花蓮市では、建物4棟の低層階が地面に埋まるように崩れ、大きく傾いている。耐震性などに問題がなかったかに関心が集まっている。

 花蓮市の複合ビルでは8日、中国籍の女性旅行客と従業員男性の遺体も確認された。


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