カナダ国歌、ジェンダーフリーに 変更法が成立 

 【ニューヨーク共同】カナダ国歌「オー・カナダ」の歌詞を一部変更し、性の区別をなくす法案が7日、同国総督によって承認され成立した。メラニー・ジョリー民族遺産相が明らかにした。9日開幕の平昌冬季五輪でカナダ人選手が金メダルを獲得すれば、新しい歌詞の国歌が斉唱される。

 トルドー首相率いる自由党政府が推進しているジェンダー(社会的・文化的性差)間の平等に向けた取り組みの一環。「汝の息子全ての中に流れる真の愛国心」が「われわれ全てに流れる真の愛国心」と変更された。

 下院で7日、議員らが新しい歌詞の国歌を斉唱すると、大きな拍手に包まれた。


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