住民から東電の適格性問う声も 新潟・柏崎、訪問の社長に 

柏崎刈羽原発の地元住民が開いた会合に出席した東京電力ホールディングスの小早川智明社長=7日午後、新潟県柏崎市

 東京電力ホールディングスの小早川智明社長は7日、柏崎刈羽原発の地元住民が新潟県柏崎市で開いた会合に同原発6、7号機の審査合格後初めて出席し、意見や要望を聞いた。住民からは、原子力事業者として適格性を問う声も上がった。

 会合には原発再稼働に推進、反対双方の住民16人のほか、東電、原子力規制庁、内閣府、資源エネルギー庁、自治体の担当者らがオブザーバーとして参加。「東電は重大事故の際に、技術的にも賠償面でも対応できるのか」と住民に質問され、規制庁の担当者が答えに詰まる場面もあった。

 住民からは「国や東電に地元への丁寧な説明をお願いしたい」といった要望も出た。


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