宮大工の技術、有力候補に ユネスコ無形文化遺産 

伝統的木造建造物の屋根の檜皮をふき替える作業=2015年10月、奈良市の春日大社

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の新たな候補として、宮大工や左官などが受け継ぐ伝統的な木造建造物の修理技術が有力になっていることが6日分かった。7日午後に開かれる国の文化審議会で選定が決まれば、2020年の登録を目指し、政府が申請する。日本の高度な「匠の技」を国内外にアピールし、技術継承の機運を高めたい考えだ。

 申請の対象は、伝統工法で寺社を建てる宮大工や、しっくいで壁を仕上げる左官、かやぶきや檜皮ぶきの屋根職人、手縫いの畳職人の技術などが中心になる見込み。


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