電車内の出産手助けの女性表彰 「元気に育って」 

茨城県取手市の藤井信吾市長(左)から表彰状を受け取った最上都寿美さん=6日午後、取手市役所

 茨城県取手市は6日、JR常磐線の電車内で1月、乗客だった20代の妊婦の出産を手助けし、女児を取り上げた同市のパート従業員最上都寿美さん(40)を表彰した。藤井信吾市長から表彰状を受け取った最上さんは「思わず出た行動が『すごいね』と言われ、驚いている」と喜び「赤ちゃんには元気にたくましく育ってほしい」と願った。

 最上さんによると、1月19日昼に乗車中、隣に座っていた妊婦が顔を真っ赤にして、手すりにつかまっていた。千葉県柏市の柏駅に到着する前、「破水しちゃいました」と妊婦。びっくりし焦ったが、4男1女を産んだ経験が自身を後押しした。


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