仏日の高速炉、研究見直しか 出力規模縮小と地元メディア 

 日本がフランスとの共同研究を目指す高速炉実証炉「ASTRID(アストリッド)」について、フランス側が出力規模の大幅縮小を検討している、などとフランスメディアが6日までに報じた。高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)の廃炉を決定した日本は、高速炉の開発にアストリッドを活用したい考えで、日本側専門家からは影響を指摘する声が上がっている。

 高速炉は、核分裂反応に高速の中性子を使う特殊な原子炉。日本の高速炉開発は4段階で進む計画で、アストリッドは3段階目に当たる実証炉建設に向けてデータなどを得るためのプロジェクト。日本が開発を進める上で不可欠とみられている。


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