神津連合会長、ベア獲得訴え 春闘で決起集会 

連合の春闘決起集会であいさつする神津里季生会長=5日午後、東京都内

 連合は5日、2018年春闘の決起集会を東京都内で開き、神津里季生会長はあいさつで「賃上げは一時金や総年収ではだめだ。月例賃金(月給)であれば消費に結び付くのは明らかだ」と訴え、ベースアップ(ベア)の獲得を重視する考えを示した。

 今春闘で連合は月給の「2%程度を基準」とのベア要求方針を決定。一方、経団連はボーナスなども含む年収ベースでの賃上げを検討している。

 神津会長は今春闘の主要テーマで、開会中の通常国会でも焦点となっている働き方改革について「極めて重要。私たちが求める改革の中身を実現しなければならない」と述べ、残業時間の上限規制などの早期導入を求めた。


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