米、核弾頭削減の目標達成 新START、1393に 

 【ワシントン共同】核軍縮で米国とロシアが合意していた新戦略兵器削減条約(新START)が発効から7年を迎えた5日、米国務省は声明を発表、配備戦略核弾頭を1550に制限する目標を達成し、昨年9月1日時点で1393まで減らしたと明らかにした。

 トランプ米大統領は「核なき世界」を掲げたオバマ前政権の方針を転換し、新STARTの見直しを示唆。2日に公表した新たな核戦略指針「核体制の見直し(NPR)」でも核兵器の使用条件の緩和を表明した。核軍縮停滞の懸念が強まっている中で、期限前の目標達成を強調した。


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