首相、辺野古移設推進へ 沖縄・名護市長選受け 

沖縄県名護市長選で自公両党など推薦の渡具知氏が初勝利し、記者団の質問に答える安倍首相=5日朝、首相官邸

 安倍晋三首相は5日午前、沖縄県名護市長選で自民、公明両党などが推薦した渡具知武豊氏(56)が初勝利したことを受け、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を推進する意向を示した。官邸で記者団に「市民の理解をいただきながら、最高裁判決に従って進めていきたい」と述べた。

 選挙戦について首相は「現職を破るのは難しいと思っていたが、本当に勝って良かった。県民の気持ちに寄り添いながら、さらなる沖縄の発展を全力で支援していく」と強調。渡具知氏に対し「これから落ち着いた政治を行って経済や雇用、教育、福祉、環境に力を入れてもらいたいという市民の声に応えてほしい」と要望した。


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