東海第2「再稼働につながらず」 原電、延長申請後初の説明会 

茨城県東海村で開かれた日本原子力発電の住民説明会=3日

 日本原子力発電は3日、11月に営業運転開始から40年となる東海第2原発(茨城県東海村)について、運転期間延長を原子力規制委員会に申請後、初めての住民説明会を東海村で開いた。原電の担当者は「(再稼働の是非を)判断する段階ではない」と述べ、延長申請は再稼働につながらないとの見方を強調した。

 周辺6市村と2017年度中にも締結する見通しの事前同意権を担保した安全協定への質問には「成案を得るべく検討中」として明確な説明を避けた。

 住民説明会は、同原発周辺の15市町村で同日以降に順次実施予定。東海村では、約130人が参加した。


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