ソウルの大型総合病院で火事 300人が退避 

 【ソウル共同】韓国・ソウル西部にある大型総合病院「新村セブランス病院」で3日午前、火災が起き、患者や職員ら300人以上が退避した。8人が煙を吸ったが重傷者はいないもよう。消防が明らかにした。

 火は3階の食堂の天井付近から出た。有毒ガスを含んだ煙が上層階へ上がらず人的被害を免れた。スプリンクラーなどの防火装置が作動したとみられる。消防は重篤ながん患者ら2人を屋上からヘリコプターで別の病院へ移送した。

 韓国では昨年12月に中部、堤川のサウナなどが入る建物の火災で29人が死亡し、1月にも南部、密陽の病院火災で40人が死亡する惨事が起きている。


  • LINEで送る