「私も被害」韓国で拡大 女性検事、セクハラ告発 

 【ソウル共同】韓国で女性検事が検察幹部からのセクハラ被害を訴えた報復で左遷されたと明らかにしたことを機に「私も被害者だ」と名乗り出て加害者の責任を問う声が急速に広がっている。セクハラの背景にある男性中心の組織文化を正そうとする動きも始まり、大統領直属の国家人権委員会が2日、独自調査を始めた。

 名乗り出たのは徐志賢検事(44)で、2000年に同僚の親族の葬儀後にあった食事の席で、法相に随行していた検事の安兌根・法務省政策企画団長(当時)から長時間下半身を触られたと、1月下旬に検察内のインターネット掲示板で明らかにした。


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