米大統領、ロ疑惑文書の公開方針 捜査に打撃与える狙いか 

 【ワシントン共同】トランプ米大統領が、ロシアによる米大統領選干渉疑惑の捜査を非難した文書の公開により、捜査が不適切に行われたことを示せると周辺に語っていたと米メディアが1日、報じた。捜査を指揮するモラー特別検察官はトランプ氏の事情聴取を視野に入れている。トランプ氏は捜査の正当性を揺さぶり、打撃を与える狙いとみられる。

 トランプ氏は2日にも、公開を承認する意向を議会に伝える方針。連邦捜査局(FBI)や情報機関、野党民主党が文書の正確性に問題があるなどとして公開しないよう求めており、実際に公開されれば政権への非難が高まるのは必至だ。


  • LINEで送る