インフルエンザの大流行続く 病院当たり患者数、最多更新 

インフルエンザの予防接種の様子=2011年

 厚生労働省は2日、全国約5千の定点医療機関から1月28日までの1週間に報告されたインフルエンザ患者数は、1医療機関当たり52・35人で、過去最多だった前週の51・93人を上回ったと発表した。この数字を基に推計した全国の患者数は前週に比べて約9万人減の約274万人だった。

 検出されたウイルスは例年2月以降に流行するB型が最も多く、通常この時期に流行するA型とあわせて2種類が同時に流行する異例の事態となっている。

 流行はピークの兆しも見られるが、患者数は最多レベルで推移しており、厚労省は「引き続き手洗いやマスクの着用など予防策を」と呼び掛けている。


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