2018年1月30日 19:20 | 無料公開
インド・ニューデリーで、ハンセン病患者らへの差別撤廃を訴える会議を主催した日本財団の笹川陽平会長(左から2人目)=30日(共同)
【ニューデリー共同】ハンセン病患者が世界最多とされるインドの首都ニューデリーで30日、患者らへの差別撤廃を訴える会議が開かれ、日本やインドなどから約250人が参加した。主催の日本財団(東京)は「患者らとともに人権保護を社会に呼び掛ける」とする声明「グローバル・アピール2018」を発表した。
声明は日本財団と国際団体「障害者インターナショナル(DPI)」による共同文書。日本財団の笹川陽平会長は「(世界には)まだハンセン病を呪いだと信じて希望を失い、差別を受け入れている人々がいる」と指摘し、啓発の必要性を訴えた。