日仏防衛相会談、安保協力を確認 南シナ海「航行の自由」重視  

 小野寺五典防衛相は27日、フランスのパルリ国防相と防衛省で会談し、自衛隊とフランス軍の共同訓練の拡充など安全保障面の協力強化を確認した。中国の軍事拠点化が進む南シナ海情勢を巡り「航行の自由」の原則を重視する方針で一致。核・ミサイル開発を進める北朝鮮への圧力最大化の継続も申し合わせた。

 小野寺氏は会談で「フランスは太平洋に領土と広大な排他的経済水域(EEZ)を有し、自由や民主主義といった基本的価値を共有する特別なパートナーだ」と指摘。パルリ氏は「議論を深められることをうれしく思う」と応じた。


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