仏軍と自衛隊の協定、大枠合意 2カ国共同訓練も初実施へ 

日仏外務・防衛閣僚協議を前に記念写真に納まる(左から)フランスのパルリ国防相、ルドリアン外相、河野外相、小野寺防衛相=26日午後、東京都港区の飯倉公館(代表撮影)

 日本とフランス両政府は26日、外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を東京都内で開催し、自衛隊とフランス軍が物資と役務を融通し合う物品役務相互提供協定(ACSA)について大枠合意した。2月にフランス海軍フリゲート艦が日本に寄港し、自衛隊と共同訓練を実施することでも一致した。日本政府によると、両国のみで共同訓練を行うのは初めて。

 日本側には、東シナ海と南シナ海への海洋進出を強める中国を念頭に、米国に加えフランスや英国、オーストラリア、インド各国と「自由で開かれたインド太平洋」の実現のため、連携強化を進める狙いがある。

 日仏2プラス2は昨年1月以来で4回目。


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