東京都、税議論で国は「卑怯」 小冊子で痛烈批判 

 「東京都は国に一方的にお金を取られているのよ」「まるで都合の良いATMじゃないか!」

 東京都は26日、国の税制度見直しにより、都の本来の税収が大きく失われているとの主張をまとめた小冊子を作った。「だまし討ち」「卑怯」などの表現で、国を痛烈に批判している。

 小冊子は「都民の税金が奪われる!」のタイトルで全18ページ。ゆるキャラ2体が会話しながら、都市と地方の税収格差是正を名目に、東京都の税収が減額となった経緯などを解説する。

 都と国がボクシングで闘う場面のイラストでは、試合後、都の背後から国が殴りかかって税収を奪い「(国は)卑怯だ」と訴える描写もある。


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