首相、韓国に圧力強化要請 参院質問「対話中も核開発継続」 

 安倍晋三首相は26日午前の参院本会議で、2月の平昌冬季五輪を巡り南北間に対話ムードが出ていることに関し「五輪成功に向けての対話は評価するが、その間も北朝鮮は核・ミサイル開発を継続している」と述べ、北朝鮮への圧力強化が必要だとの認識を示した。「対話のための対話は意味がない」として、2月に開催予定の文在寅韓国大統領との首脳会談で圧力強化への協力を求める意向を強調した。

 首相は、北朝鮮が非核化の約束をほごにして核・ミサイル開発を進めてきた経緯を指摘。会談の際「核・ミサイル計画を放棄させるため、圧力を最大限に高める方針からぶれてはならないと直接訴える」と語った。


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