インフルエンザ患者過去最多 1週間で283万人、警報レベル 

A香港型インフルエンザウイルスの電子顕微鏡写真(米疾病対策センター提供)

 厚生労働省は26日、全国5千の定点医療機関から21日までの1週間に報告されたインフルエンザ患者数が1医療機関当たり51・93人となり、統計を取り始めた1999年以降で過去最多となったと発表した。医療機関を受診した患者数は推計で約283万人に上った。

 医療機関当たり患者数は前週の26・44人から倍増し、大流行していることを示す「警報」レベルの30人を上回った。前年同時期の28・66人と比べても大幅に多い。加藤勝信厚労相は会見で「外出後の手洗いやせきエチケットなど、さまざまな予防策に努めてほしい」と訴えた。


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