化学兵器の使用責任を追及 シリア情勢で外相会議が方針 

 【パリ共同】欧米や中東など計24カ国の外相級と国際機関代表がパリで23日、シリア情勢を巡る国際会議を開き、化学兵器の使用責任を追及する方針を確認した。ティラーソン米国務長官は記者会見で「再び20人以上の民間人が犠牲者となった。責任はロシアにある」と非難した。

 ティラーソン氏によると、シリアのアサド政権は22日、塩素ガスとみられる化学兵器を首都ダマスカス近郊で使用し多数を殺傷。アサド政権を軍事的に支援している「ロシア政府の責任」を強調した。

 フランス政府によると、シリア政権側の化学兵器使用は2012年以降、計130回に上る。


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