17年の百貨店売上高3年ぶり増 訪日客の需要増で免税品過去最高 

 日本百貨店協会が23日発表した2017年の全国百貨店売上高は、前年と比較可能な店舗を集計した既存店ベースで0・1%増え、3年ぶりにプラスになった。訪日外国人客の需要増などがけん引し、免税品の売上高は前年比46・3%増の2704億円で2年ぶりに過去最高を更新した。全店ベースの売上高は5兆9532億円だった。

 主力の衣料品のうち、紳士服も堅調に推移しており、百貨店協会は「消費の回復は緩やかだが続いている」と評価した。

 商品別では、訪日客に人気の化粧品が17・1%増え、時計などの美術・宝飾・貴金属が3・6%増加した。


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