噴石で訓練中の陸自隊員1人死亡 草津白根山の噴火、11人けが 

「白根火山ロープウェイ」山頂駅にあるライブカメラが捉えた、本白根山の噴石(中央上)や山肌を伝う噴煙(右)とみられる映像(草津温泉観光協会のユーチューブ映像より)

 23日午前に起きた草津白根山の本白根山(群馬県草津町、2171メートル)の噴火で、政府や群馬県災害対策本部は、麓にある草津国際スキー場で、噴石などによって1人が死亡、11人が重軽傷を負ったと発表した。

 死傷者については、陸上自衛隊が、スキー場で訓練中だった男性陸曹長(49)が死亡したと明らかにした。別の隊員7人も負傷し、うち2人は重体で緊急手術を受けた。当初は雪崩に巻き込まれたとしていたが、噴石による被害だったとみている。

 地元消防によると、ほかの負傷者はスキー客らで、噴石でロープウエーのゴンドラのガラスが割れけがをした人もいるとしている。


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