特殊詐欺にチーム新設へ、警視庁 異例の体制、組織壊滅目指す 

 昨年1年間に東京都内で発生した特殊詐欺の認知件数が3千件を超え、過去最悪規模となるとみられることから、警視庁が「特殊詐欺対策プロジェクト」チームを新設することが23日分かった。総勢約290人体制になる見込み。2006年の統計開始以降、08年の3718件が過去最多で、被害の深刻化に歯止めをかける。発足は26日。

 警視庁はこれまでも摘発強化に努めてきたが、被害が再び急増してきたことから、新チームを結成。現金受け取り役の「受け子」ら犯行の末端役にとどまらず、主導役を摘発し、詐欺グループの壊滅を目指す。


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