2018年1月22日 21:28 | 無料公開
万博の登録や認可を監督する博覧会国際事務局=2017年9月、パリ
【パリ共同】2025年国際博覧会(万博)のパリ誘致を目指し、大阪市などと争ってきたフランス誘致委員会のフロマンタン委員長は22日、記者会見し「ゴール目前に誘致を断念することは遺憾だ」と述べ、フランス政府が誘致を断念したことを公式に認めた。
フランスのフィリップ首相は財政面などの事情から「誘致を断念し、立候補を取り下げる」と関係者に伝えたと、21日付の日曜紙が報じていた。
一方でフロマンタン氏は「首相が断念しても、誘致活動継続の余地はあるはずだ」とも語り、政府に再考を促したいとの考えを示した。ただ政府の支援なしに万博を誘致することは事実上、不可能とされる。