国内の希少種に49種追加へ 植物や貝、絶滅の恐れ 

国内希少野生動植物種への追加方針が示された「オオアガリマイマイ」(自然環境研究センター提供)

 環境省は18日の中央環境審議会で、絶滅の恐れがあるとして捕獲などが禁止される国内希少野生動植物種(希少種)について、沖縄県に生息する貝「オオアガリマイマイ」など計49種を新たに追加する方針を示した。

 環境省によると、49種は徳島、愛媛、高知の各県に生息する「ツルギテンナンショウ」など44種の植物、北海道に生息する「ヒメチャマダラセセリ」など3種の昆虫類、2種の貝類。人為的な開発によって生息域が減少したほか、増加するニホンジカの食害を受けた植物もある。

 環境省は、2020年までに希少種指定を計400種近くにまで増やす方針。


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