再起の舞台は笑い封印? 極楽とんぼの山本圭壱 

制作発表に登場した山本圭壱=18日、東京都内

 お笑いコンビ「極楽とんぼ」の山本圭壱が、東京都内で行われた舞台「こと~築地寿司物語」の続編の制作発表に登場。不祥事による謹慎を経て、再起をかける山本が「笑いはカットし、山本は舞台で使えるとプレゼンテーションできるよう頑張りたい」と意気込んだ。

 舞台は昨年2月の初演の続編。大正から昭和にかけての激動の時代に、築地市場を支えた人々を、笑いを交えて描く。山本は、主演「こと」(鳳恵弥)の夫のすし職人を演じる。

 築地の顔役の医師を演じる俳優渡辺裕之らと共に、板前姿で登場した山本。相方の加藤浩次からは「『どんどん、やっていけ』と指示が出ている」そうで、「来年のこの舞台に呼ばれるように、目の前のものから一つずつ全力でやっていきたい」と殊勝なコメント。

 そんな山本を、共演者たちも温かく見守る。「豪快なようで、繊細」と山本を持ち上げたのは鳳。鳳の父役の長江健次は、山本と鳳が実生活では2人とも独身と知ると、「よっしゃ、そのままくっつけてやる」と仲人役を買って出ていた。

 公演は3月1~11日に東京・築地本願寺ブディストホールで。


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