英、孤独担当相を任命 健康への悪影響に対処 

 【ロンドン共同】メイ英首相は17日、孤独を感じることが健康に悪影響を及ぼすとして、問題解決に向け「孤独担当相」を新設し、トレイシー・クラウチ下院議員を任命した。クラウチ氏は慈善団体や企業などと協力し政府の戦略を練る方針。

 メイ氏は声明で、孤独は「現代生活の悲しい現実」であり「話し相手、考えや経験を共有する相手がいない人たちが抱える孤独に対処するため行動を起こす」と狙いを説明した。

 さらにメイ氏は、2016年に英中部で殺害された女性議員ジョー・コックス氏が生前に孤独の問題に取り組んでいたと指摘、コックス氏の遺志を継ぐために新設したと述べた。


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