2018年1月17日 12:50 | 無料公開
2014年10月、香港の集会で、シンボルの黄色の雨傘を手に壇上に立つ黄之鋒氏(共同)
【香港共同】香港の高等法院(高裁)は17日、2014年の大規模民主化デモ「雨傘運動」で、裁判所の占拠禁止命令に背いたとして法廷侮辱罪に問われたデモ主導者、黄之鋒氏(21)に禁錮3月の実刑判決を言い渡した。
香港メディアによると、黄氏は雨傘運動の期間中、裁判所の命令に背いて九竜地区のモンコック(旺角)の道路を占拠し続けたなどとして起訴され、公判で罪を認めていた。高等法院は、他の運動参加者ら15人にも有罪判決を言い渡した。
雨傘運動では、香港行政長官選で、中国が民主派を事実上排除する制度の導入を決定したことに反発した民主派や学生らが主要幹線道路を占拠した。