フジモリ元ペルー大統領が退院 在任中の人権侵害の禁錮刑で恩赦 

ペルーのフジモリ元大統領=4日(共同)

 【リマ共同】南米ペルーで昨年末に在任中の人権侵害事件の禁錮刑で恩赦を受けた後、血圧が不安定になるなどして14日から首都リマの病院で検査を受けていたフジモリ元大統領(79)が16日、退院した。主治医のアギナガ元保健相によると、さらなる検査のため近く再入院する可能性があるという。

 フジモリ氏は、左翼ゲリラと間違えられた市民らが軍に殺害された事件などで禁錮25年の刑に服していたが、昨年12月24日に政府から高齢や病気を理由に人道的恩赦を与えられた。


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