ギリシャ、財政再建案を可決 6千億円の次回融資の条件 

 【ロンドン共同】ギリシャからの報道によると、同国議会は15日、欧州連合(EU)からの追加融資の条件となる財政再建法案を賛成多数で可決した。EUは45億ユーロ(約6100億円)の貸し出しを計画しているとされており、22日のユーロ圏財務相会合で協議する。

 新たな再建案は、家族手当の削減や財産差し押さえの迅速化のほか、労働組合などによるストライキの実施条件を厳しくした。ストはギリシャで頻発しており、経済的な損失が指摘されている。

 ギリシャのチプラス首相は「(2018年8月に終了する)金融支援の脱却に向けた一歩だ」と述べ、再建法案可決の意義を強調した。


  • LINEで送る