セルビアのEU加盟支援 首相、北朝鮮圧力を確認 

セルビアのブチッチ大統領(右)との会談を前に握手する安倍首相=15日、ベオグラードのセルビア宮殿(共同)

 【ベオグラード共同】安倍晋三首相は15日、セルビアのブチッチ大統領と首都ベオグラードのセルビア宮殿で会談し、欧州連合(EU)加盟を目指す同国の国内改革を後押しする考えを示した。核・ミサイル開発を強行する北朝鮮への圧力を強化する方針を確認した。

 両首脳は日本企業の進出に向けた経済関係強化も確認。共同記者発表で首相は「日本は強く結束した欧州を支持する。(セルビアなど)西バルカン諸国の改革努力を積極的に支援する」と語った。

 セルビアは2014年1月にEUへの加盟交渉を開始し、行財政や司法改革などを進めている。首相は欧州歴訪中で、セルビアは5番目の訪問国。


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