2018年1月15日 19:38 | 無料公開
東京電力福島第1原発事故後、福島県が沿岸海域で実施している魚介類の放射性セシウム濃度検査で、2017年に採取した全ての検体が国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を下回ったことが15日、県水産試験場への取材で分かった。一年を通じて全検体が基準値を下回ったのは、16年に続き2回目。 県水産試験場によると、17年の検体数は8722で、うち8555(98・1%)が検出限界値未満だった。検出された167検体(1・9%)の最高値は1キログラム当たり36ベクレルで、県漁業協同組合連合会が独自に定めている出荷前の基準値(同50ベクレル)も下回った。